2010年8月14日土曜日

バルセロナ Ⅰ

パリから飛行機で約1時間40分、スペインのバルセロナに行ってきました。バルセロナと言えばやはりアントニ・ガウディ。まずはサグラダ・ファミリア聖堂から。

1882年に着工し、ガウディは2代目建築家として生涯携わりました。昔のやり方であればどんな聖堂でも数百年かかるのは当たり前ですが、近代工法であと20年内の完成を目指しているそうです。現代でもなぜこんなに時間がかかるのか、それにはいくつもの理由があるようですが、一つはガウディの詳細な設計図が現存せず、設計構想を推測しながら建設しているから。そして財政面の問題です。

最終的には塔が18本建ち、高さもより高くなるようです。修復と建設を同時に行っていますが、昔の大聖堂などもこのようにじっくりと建設していったのでしょう。ガウディの造形は自然の中からヒントを得ていることが多かったので、ずっと見ていると建築物というよりひとつの大きな彫刻のようでした。聖堂の裏手です。抽象化された像が建ち並び、今まで見てきた聖堂とはひと味もふた味も違う面白さでした。映画のスターウォーズに出てきそうな感じでした。
内部です。外見とは雰囲気がガラッと変わり、まだ新しい感じでした。柱が上部で枝分かれになるなど、樹木をイメージしていたのでしょうか?!ガウディらしいデザインが随所に見られました。
内部も建設中なので、一部は立ち入りが規制されていました。
街角です。パリは最近は肌寒いですが、バルセロナは曇っていたこともあり蒸し暑かったです。しかし、天気が良いときは木陰は涼しいのですが、日差しはとても強かったです。
ローマ時代に起源をもつバルセロナの中心地、ゴシック地区。狭い路地がたくさんあり迷路のようでした。建物などパリと似ているようなところもありますが、どこかイスラム系の雰囲気もあり、活気がありました。独特な雰囲気もあり、情熱の国と言われるのも分かるような気がします。パリと大きく違うこと。それは洗濯物が外に干してあったり、クーラーが多いこと。スペインも今、財政危機の真っ只中です。失業率はなんと20%だそうです・・・Wカップ優勝が経済にも影響するでしょう・・か?!
またいろいろUPします。

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