2010年12月31日金曜日

コペンハーゲン Ⅰ

北欧デンマーク、その首都コペンハーゲンに行ってきました。なぜコペンハーゲンなのか・・それは置いといて・・・。パリから飛行機で約2時間で到着。さすが北欧、窓から見える地上は真っ白、16時過ぎにコペンハーゲンに着いたのですが、16時半には外は真っ暗でした。朝のホテルからの景色。パリでチェックしていった天気予報ではマイナス11℃とあり、少々ビビって行ったのですが、日中の最高気温はマイナス3℃程で思っていたよりも寒くなかったです。
もちろん川は凍結してます・・・。凍っている川は初めて見ました!コペンハーゲンについても何度かに分けてUPしていきます。
ちょっと今は時間がないので、詳しくはまた後日・・・。

今日は12月31日。
いつもと同じ、正月らしくない雰囲気のパリです。
いろいろな事があった1年でした。パリに行くことが決まり、色々な準備等でバタバタし、初めての海外生活に四苦八苦・・・慣れて、楽しくなって、もっと居たいと思った頃には帰国・・・。ん~ホントに早い1年でした。たくさんの人と出会うことができ、初めてだらけの経験や初めての味、香り、初めて見る色、形、絵画、彫刻などなど・・数え切れないほどの刺激に満ちあふれていました。

パリ生活もあと少しとなってしまいましたが、密度の濃い生活にしていきたいと思います。来年度、どこで何をしているのか・・・はっきりしていない自分ですが、少しでも自分の選んだ道、進むべき道を極められるよう精進していこうと思います。来年も今年に負けないような刺激的な1年になるよう、いろいろ挑戦していきたいものです。

「この道より 我を生かす道なし この道を歩く」
中学3年の頃に知った、武者小路実篤の言葉です。
この言葉をきっかけに、芸術の世界で生きていきたいと思いました。
この言葉を胸に、年々成長していきたいものです。

今年、たくさんの方々にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
では、良いお年をお迎えください。

2010年12月26日日曜日

Noel

最近のパリは雨や雪が降り、パッとしない天気・・・。今年は例年に比べると雪がよく降っているそうです。欧州は寒波らしく、空港が閉鎖されたところも多いようです。来週から北欧の国デンマークに行く予定なのですが、寒波がちょっと心配です・・・。

ところで初めてのパリでのクリスマス。24日は雪でしたが、25日は久しぶりの晴天。正直、日本のクリスマスの方が派手です。こっちではクリスマスは家族で過ごすらしく、25日は閉まっているお店も多く、人通りも少なくて、まるで日本の正月のような雰囲気でした。

パリ市庁舎前には特設のスケート場ができています。
小学校低学年の頃以来、スケートはしたことないですが近々行ってみようと思います!

2010年12月23日木曜日

料理シリーズ

気が付けば・・・久しぶりの料理シリーズ。
時期はバラバラですが、僕の家で友達が作ってくれた料理を紹介します。と言っても、写真を取り忘れているものも多いので一部になりますが。イベントごとなどの飲み会を僕の家ですることが多々あるのですが、その時は料理人の友達が代わる代わる料理を作ってくれます。

飲み会の料理とはいえ、さすがプロ。細部までこだわり、盛りつけなんかも綺麗です。出張料理人みたいなものなので、ある意味ホント贅沢です!やっぱり持つべきものはいろんなジャンルの友達ですね。これまで知らなかった世界の話を聞いたり、体験できたり、刺激的です。
パリに来ることができて本当に良かったと思います。
「一期一会」、この大切さ、素晴らしさを強く感じる今日この頃です。

2010年12月20日月曜日

ブルゴーニュ Ⅲ

ブルゴーニュが続いてますが、これで最後です。
ニュイサンジョルジュ村のDomaine de l`Arlotというワインを作っている所に行きました。そこでは前もって「何時に日本人のソムリエが2人行きます」と伝えてあったようですが、僕も便乗させてもらいました。
早速、地下へ。ワインの事は詳しく知らないので簡単に書きますが、クロドシャポネ2010を皮切りに全ての味見をさせてもらいました。いやいや、テイスティングをさせてもらいました。まず、この地下室に感動!樽から直接スポイトのようなものでワインを取り、グラスに注いでもらったのに、また感動!そして、2010という事は今年秋に収穫して作られたもので、まだ熟成中のものを飲めたのに感動!
ピンボケしてますが、醸造長のオリヴィエ・エリッシュです。
単純ですが、ワインって本当にこんな感じで熟成されているんですね。
他にもクロ・ド・ラルロやクロ・ド・フォレ、瓶から2007年や2008年のものなど数十種類ほどを飲ませてもらいました。もちろん全て飲んでると酔ってしまうので、木屑の入った木製バケツに吐き出したりもしましたが、やはり作り手の前で吐き出すのは気が引ける思いです・・・。テイスティングなので気にすることはないらしいのですが、そのテイスティングもいまいち分からないし、素人の僕からすると申し訳ない感じです。
過去のワインがたくさん貯蔵されていました。瓶の回りにカビが覆っているものもありましたが、じっくり熟成されていってるのでしょう。
ワインに関してはほとんど無知ですが、とても貴重な経験をさせてもらいました。ソムリエでもなかなか経験できないことだったようで、素人の僕が経験できたのは奇跡みたいなものです。
いい思い出になりました!

2010年12月17日金曜日

ブルゴーニュ Ⅱ

ブルゴーニュ地方のボーヌという町。コート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる、延々とブドウ畑が続く丘陵地帯にある町です。もちろんワインで有名なこの町ですが、このオテル・デュー(神の館)も見所のひとつです。このオテル・デューは15世紀に建てられた貧しい人々のための病院です。病院が所有するブドウ畑からできるワインを売り、その収益で運営してきたそうです。現在もブドウ畑は縮小したものの、収益は建物の修復などに使われているそうです。
ムルソー村。この村もワイン畑が広がっています。
ホテルの窓から覗いているおばちゃん。
扉も絵でした・・・ちょっと怖いですが、なかなかリアルです。
緩やかな傾斜のあるこの村、奥に見えるのもブドウ畑。歩いているだけで、何となく視線を感じました。外国人が、しかも東洋人がブラブラ歩いている・・・この村にとっては珍しいのでしょう。それか不審者・・。
のどかで空気がピリッとしていて、かすかに暖炉の煙が漂い、木の燃えた香りがして・・・とてもいい所です。確実にワイン関係者しか来ないような場所ですが。

2010年12月16日木曜日

ブルゴーニュ Ⅰ

ソムリエの友達が「滅多にできない、いい経験ができるから!」と、レンタカーでパリから南東に350㎞ほどのブルゴーニュ地方・ボーヌという町近辺に行ってきました。ワインで有名な地方です。

下の写真、十字架があり、奥に見えるのはブドウ畑です。
しかし・・・ただのブドウ畑ではありません。ワイン通でなくとも聞いたことはあるでしょう、赤ワインとしては世界最高峰、最高級ワイン、「ロマネ・コンティ」のブドウ畑です。高いものは1本100万円・・・。広さは約1,8ヘクタールとそんなに広くはないのですが、このブドウ畑から世界最高峰が生まれると考えると凄いですね。
写真全体の畑がロマネ・コンティではありません。一部です。
ワイン用のブドウ畑でも、頭上くらいの高さに実ったブドウを収穫すると思っていたら、かなり丈の低いブドウの木でした。9月頃に収穫するらしく、もちろん実は付いていませんでした。
場所を移動して、次は白ワインの世界最高峰「モンラシェ」の畑。
畑は「特級」などいくつかにランク分けされているらしいですが、隣は特級ですぐ横の畑は格下など、一緒に見えても土壌の性質などが全然違ってくるそうです。しかもブドウの木も5、60年以上も前に植えられたものばかりだそうです・・・。
ブドウを作る段階から勝負に入っているワイン造り、ホント奥が深いです。普段飲んでいる安ワインでも、感謝の心を持って味わいたいと思う体験なのでした・・・。

ちなみにソムリエ2人と僕の3人で行きました。ピンボケしてますが、隣の亮平君は東京・恵比寿にある3つ星レストラン、ジョエル・ロブションの元ソムリエです。

ソムリエ2人は・・・ここは聖地だと言って、僕には理解不能なほどテンションが揚がり、畑の中を駆け回っていました。やはり嬉しいのでしょう。「芸術の世界で例えるなら、ここはモナリザ超えだ」と意味の分からないことも言っていました・・・。
次回に続く・・・。

2010年12月14日火曜日

青井さんご夫妻

僕がパリに来ている宮崎県美術海外留学賞の主催でもある、宮崎日日新聞社の青井さんが奥様と新婚旅行でパリに来られました!

昨年12月下旬・・・青井さんが職場に突然来られて(電話はありましたが)、この留学賞受賞を告げられました。応募して頂ける賞でもないし突然のことで驚きましたが、とても嬉しく興奮したのが、つい最近のようです。あれから早1年・・・ホントに早過ぎです・・・。
昨年から青井さんをはじめ、事業局、文化部の皆様には大変お世話になっています。

この日はモンパルナス駅前のメリーゴーランドの前で待ち合わせをし、通っているアトリエにご案内し、夜は食事をご一緒させていただきました。久しぶりに宮崎弁が聞けて、楽しい夜でした!宮崎県人にしか分かりませんが、ニシタチで飲んでいるようでした。
※ご本人の了解を得て、掲載しています。

試飲会

先日、ルーブル美術館の地下で開催されたワインの試飲会に行ってきました。招待状がないと入れないみたいで、ソムリエの友達が連れて行ってくれました。プロ用試飲会だったらしく、高級ワイン、シャンパンも多かったようです。普段は滅多に飲めないし、テイスティングのやり方も分からないので、吐き捨てることなく全部飲んで廻りました。量は少しずつですが何十種類も飲んだので、さすがに酔っぱらいました・・・。
ソムリエの友達はさすがプロ!ソムリエってワインのことだけではなく、地理、歴史、気候、土壌のことなどたくさんの知識と経験がないと務まらないようです。どういった所を基準にするのか、どこがいいのかなどなど色々と教えてもらいました。かなり奥深い世界です。
やっぱりうまいものはうまい!

2010年12月10日金曜日

雪景色

今日(9日)のパリは久しぶりに晴天でした!
しかし、昨日は大荒れです・・・最近はずっと曇り時々雪といったような感じでしたが、昨日は昼から雪がボタボタと降り始め、徐々に積もっていきました。こんなに雪を見たのは久ぶりでしたので、テンションが上がってしまい、カメラ片手に外に出てみました。
靴はグチョグチョになってしまいましたが・・・。
さすがに出歩いている人は少なく、どこかシ~ンとした佇まいでした。
自宅の窓から撮影。