2011年2月25日金曜日

初バレエ

初めてバレエを観てきました。場所はオペラ・ガルニエ。通称オペラ座で、あの「オペラ座の怪人」の舞台になっているところです。
1875年に完成し、ガルニエは設計者の名前。(この写真は数ヶ月前)
ここからが今回の写真。19時半からの開演にむけて、続々と人が集まってきます。
天井。
自分の座席に入るための扉です。鍵付きで、係の人がいないと入ることができません。
6人掛けの部屋で、座席後ろにはコートを掛ける部屋もありました。
座席からの眺め。座席は舞台に向かって右側です。舞台も見やすく、いい場所でした。それもそのはず、料金的には上から2番目のランク。頑張りました!というか予約するときに、ここしか空いてなかった・・・。
天井画はシャガール作。フランス文化の中心でもあるオペラ座の天井画を、フランス人ではない外国人に依頼するのもまた、フランスが文化に対して柔軟で、器のデカい証拠。まぁ、シャガールは晩年にフランス国籍を取得していますが。
最後だけ写真を撮ることができました。演目は「Caligula」。ローマ帝国時代の内容です。ちょっと予習して行ったからまだいいものの・・・踊りと音楽だけでは内容はさっぱり分かりません。でも、体のしなやかな動き、伸びなどとても綺麗でした。女性のバレリーナみんなが綺麗に見えたのは、僕だけでしょうか・・?!

やっぱり、本物を観るってことは良いことです。
いつもの店で酒を飲んでくだをまいて・・・♪ このフレーズでハッとしたあなた!たまにはこういうものにお金を使うのが賢明なのかも!

でも・・なかなかこういうのは分からないと言う方も多いでしょう。多分、それでいいんです。芸術家や表現者の意図・思いを、1~100まで理解しようとするのは不可能に近い。でも、それでいいんです。何かを感じれば、何かを感じようとすれば。そして、何かを発見できれば!
芸術は堅苦しいものではなく、小説を読むように身近なものなのです。

2011年2月23日水曜日

災難・・・

フランスでは自分の家に入るまでに、大体3つの扉があります。最初は通りに面した扉。これはコード番号を打ち込んで開く仕組みです。あと2ヶ所は自分の持っている鍵で開けます。
昨日、昼にちょっと外出し、家に戻りいつものコードを押しても扉が開きません。仕方なく近くに住む管理人さんを訪ねると、いつの間にか新しいコードに変わってました!こういう事は前もって伝えるのが常識でしょうが、ここはフランス!さらに新しいコードでも開かず、また管理人さんへ。原因は分からないまま鍵で開けてくれて、扉は開けたままにしておくということでした・・・。

夜は久しぶりの友人らと食事し、友達の家でさらに飲み、家に帰ったのは4時半・・・。やっぱりここはフランス・・・気まぐれで話が違う!扉が閉められ、コードを押しても開きません。家に入れません!
早朝のため、管理人さんを訪ねるのも気が引け、寒い中ブラブラと歩き、24時間営業のカフェでしばし待つことにしました。6時過ぎに戻るとちょうど管理人さんが扉を開けてくれているところで、ようやく家に帰れました。まだ原因は分からないようでしたが、ようやく昼過ぎには修理したのか、以前のようにコードを押せば入れるようになりました。
忘れてた!こんな予測できないことが突如訪れるのがフランスなのでした・・・。

2011年2月20日日曜日

浮田麻木展

あるところでDMをいただいて、浮田麻木氏の個展に行ってきました。
以前、14年ほどパリに在住されていたようですが、今は東京を拠点に活動されているそうです。パリの日動画廊での開催ですが、日本でも日動画廊が作品を扱っているようです。木彫作品もありましたが、主に鉄を素材に制作されていました。

2011年2月17日木曜日

久々のルーヴル

先週から従妹もパリに来ていました。いろいろ観光しましたが、久しぶりにルーヴル美術館に一緒に行ってきました。
やっぱり何度見ても、この「サモトラケのニケ」は最高です!
目には目を!「ハンムラビ法典」
ミケランジェロ作、「囚われの身/瀕死の奴隷」
ミケランジェロは、「彫刻なんて簡単だ。余計な部分を取り除いて、石の中に隠れている形を取り出してあげるだけだから。」というような事を言ってたらしいですが・・・簡単なわけない!
そんな事・・・やっぱり天才しか言えません・・・。
ルーヴル美術館では、イギリス出身のTony Craggの彫刻展も開催されています。
合板を張り合わせて作られていました。見応えのある展覧会です!

2011年2月14日月曜日

来仏

先日、大学の先輩でもあり、宮崎彫刻グループでもご一緒の上口さんがパリに来られました。もう帰国されましたが。結構・・・弾丸の旅だったのですが、そのフットワークの軽さには脱帽です!
また宮崎で飲みましょう!

2011年2月10日木曜日

ヘンリー・ムーア展

先日、ロダン美術館で開催中のヘンリー・ムーア展に行ってきました。屋内作品は撮影禁止でしたので、屋外の2点だけ・・・。大理石のようですが、樹脂でした。

ヘンリー・ムーアは20世紀のイギリスを代表する、超大物彫刻家です。芸術家としては並外れて財力豊かになったそうですが、質素な生活を生涯送り、莫大な富は「ヘンリー・ムーア財団」の基金として寄付されたそうです。素晴らしい!
母子や家族をテーマにした抽象作品が多いムーアですが、骨や流木、石、貝殻などを多く収集し、それらからインスピレーションを受けることも多かったようです。

2011年2月8日火曜日

結果・・・

月曜日に持って来てくれと言われていた作品を持って、絵画修復家のアトリエに伺いました。日中の光で作品を観ていただき、結果・・・4作品をお買いあげ頂きました!!感謝、感激!
「また食事しながら、いろいろお話しましょうね」とおっしゃって下さったので、近々伺いたいと思います。マダムとムッシュもとても気さくで温かい方々でした。ちなみに、もちろん友達に通訳してもらいました。
ということで、通訳してもらった友達と家に帰って、軽くお祝いしました。ちょっと良さげなおつまみを買って、これまたお祝いでもらった、素敵なシャンパンで乾杯です。最高です!

2011年2月7日月曜日

2人展

無事終了しました。最終日は、50人以上の来場でした。昨日(5日)はVernissageと言って、ちょっとしたパーティーを夕方から開催しました。友人知人、通りすがりの人などなど、予想以上に多くの方々に来ていただき、観ながら、飲みながら、食べながら・・・楽しい時間でした!

ちなみに1点作品が売れました!
さらにさらに、Vernissageに来た絵画修復家のマダムが、「日中の光で作品を見たいから、売れてなければ月曜日に4作品を自分のアトリエまで持って来てくれないか」という話もありました。明日です・・・結構気に入って下さっていたので、もしかするとお買い上げ??

どちらにしろ、海外での初展覧会で、そういう段階まで話が進んだことが嬉しいし、国は変われど自分が生み出したものに対して、それぞれ価値を見いだしてくれて評価をいただくことは大きな活力になります。
こういった展覧会はやっぱり勉強になります。刺激になります。燃えてきます。 決めたっ! 数年後、パリで個展します!
料理は友達に作ってもらいました。せっかくの休日なのに朝から仕込んでくれたようで、感謝感謝です。約40人前があっという間になくなりました。普通のVernissageより豪勢になり、盛りつけも斬新で大好評でした。


2011年2月4日金曜日

サヴォア邸

パリから電車で約30分、ポワシーにあるサヴォア邸に行きました。
とりあえず今日は、ちょっとだけ展覧会は任せて・・・。
サヴォア邸は、昨年8月に行ったロンシャン礼拝堂と同じく、近代建築の巨匠 ル・コルビュジエの設計です。

サヴォア家の週末用の住宅として1931年に建てられ、20世紀の住宅の最高傑作としてフランスの歴史建造物に認定されています。
デザインは別として、構造自体は現代では特別なものではありませんが、完成は約80年前・・・当時はド肝を抜いたことでしょう。

コルビュジエが提唱した「近代建築の五原則」の全てが、高い完成度で実現されています。建物は壁で支えるものとされていた時代に、柱で支え、室内に光りを取り込む等々・・・それはそれは大きな衝撃を与えたとのことです!
コルビュジエは、「家は何も妨げずにオブジェのように芝生の上に置かれている」と言ったそうです。
さらにコルビュジエの名言、「家は住むための機械である」。深い・・。ラインがとても綺麗で、心地よい気分になりました。
コルビュジエがデザインした椅子です。手前の黒い椅子、角度も変えることができ座り心地はホントに最高です。
欲しいけど・・・数十万円・・買えるわけがない・・・。

2011年2月3日木曜日

2人展

今日のパリは昨日に比べると暖かい一日でした。
ギャラリーのドアを開けたままにしておくと、通りすがりの人は入りやすいようで、今日もまずまずの人出。

「見慣れた朝 (木版)」
「エッフェル塔 (木版)」
「モン・サン・ミッシェル (木版)」
「月の風」
「再生」
「月の中」

2011年2月2日水曜日

初日

今日(1日)のパリは-5℃・・・久しぶりにかなり寒い一日でした。
いよいよ今日から2人展がスタートしました。まずまずの人出でした。
会場の外観です。
作品を何度かに分けて紹介します。キャプションにはフランス語と日本語のタイトルを表記していますが、とりあえず日本語だけを。

「風の色」
「水の中で聞いた音」
「Japon -bachi-」
「Japon -en-」
「Japon -kanzashi-」
「帰化」