2010年8月5日木曜日

ブランクーシのアトリエ

ブランクーシは1876年にルーマニアで生まれましたが、人生の半分以上をパリで過ごしました。日本でも有名な日系アメリカ人の彫刻家、イサム・ノグチの師匠でもあります。

本来のアトリエが地区の整備計画で取り壊されることになり、国立近代美術館でそのまま再現公開することを条件として、全作品を含むアトリエ全体をフランスに寄贈することがブランクーシの遺言でした。よって、建物だけはもとのアトリエとは違いますが、内部をそのまま再現したということです。ポンピドゥー芸術文化センターの別館として建てられています。できれば木くずや石片などが散乱していれば、もっとアトリエらしいのに・・・。ガラス張りだったので中に入ることはできず、間近で見ることはできませんでした。代表作でもある「空間の鳥」の模型。「鳥=飛ぶこと」はブランクーシが生涯追い求めたテーマだったようです。鳥というより飛翔。

0 件のコメント:

コメントを投稿