2010年11月27日土曜日

シャンゼリゼ

今、シャンゼリゼ通りはたくさんの電飾が施され、とてもきれいです!
奥が凱旋門です。
昨日パリは雪が降りました!
今日の最高気温は1℃。来週も雪の予報が多いようです。

2010年11月25日木曜日

村上隆展 in ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿で開催中の村上隆展に行ってきました。村上隆は、マンガ文化の表現方法を芸術作品として発表している、世界でビジネス的にも最も成功しているアーティストの1人です。ルイ・ヴィトンとコラボしていたというとピンとくる人も多いのでは?!

正直、作品にはあまり興味はなかったのですが、ヴェルサイユ宮殿で開催されるにあたり、フランスでも反対の署名活動が行われるほど賛否両論を巻き起こした展覧会でしたので、一応この目で見るべきだと思い、行ってきました。
インタビューで「歴史の衝突」、「異文化の衝突」とあったようですが、逆にヴェルサイユ宮殿を意識し、調和を狙っているかのような作品も多くありました。いい意味でも悪い意味でも、現代の妖怪が歴史的に意味のある宮殿を侵略していってる感じです。代表作のひとつでもある、ポルノ的描写の作品はさすがにありませんでしたが。宮殿を見に来た海外からの観光客にも不評のようです。見向きもしない人もいれば、なるべく写真に収まらないようにアングルに苦労している人もいました。まぁ、日本人としてここに自分の作品を展示できるってことは、とても凄いことであり、挑戦的であるとは思いますが・・・。

様々な議論が巻き起こったこの展覧会ですので、僕なりにいろいろ考えてみましたが、ここで開催する意図と効果がいまいち分かりませんでした。単刀直入に言うと、合わない。到底、調和しているとは思えないしギャップを承知の上で、あえて中世と現代が調和しないことが狙いなのか。衝突することなんて分かりきったことではなかったのか。違和感を与えるのが狙いなのか。不調和と違和感を楽しむものなのか。ただ単に異空間に仕立てるのが狙いなのか。あえて不調和な空間にする意図は何なのか。結果的にこう考えさせ、議論を巻き起こしたことが成功なのか。そうであれば僕は完全にこの異空間に引き込まれた事になりますが・・・。まぁ万人にウケる作品はこの世にはないとは思いますし、アートに対して賛否両論ある事は自然なことです。

ん~僕自身の感想としては、反対派。村上作品とヴェルサイユ宮殿との絡みは、あまりにも難し過ぎたのではないかと思いました。美術館などの箱ではない違う空間に作品を設置するというのは、この展覧会に限らず賛否両論あるのは当たり前だと思います。つくづく思ったのは「百聞は一見に如かず」ですね。見てみないと感じる事も自分自身で批評することもできないので、とりあえず行ってみて良かったと思います。アートって、「やってみないと分からない」、「見てみないと分からない」ことが多い世界なのかもしれません。だから多くのアーティストが表現の虜になっているのでしょう・・・。

2010年11月24日水曜日

制作

しばらく放置していた作品にようやく手を付けました。最初とは予定変更です。
中途半端な状態のものがいくつかあります。1つ完成させてから次、というやり方ではなく、いくつかの版画や彫刻をちょっとずつ同時進行させています。飽きがなくてこのやり方もいいかもしれません・・・。
程よいサイズの無垢板もなかなかないので、接着中です。

話は変わって・・・、パリの街にはたくさんのゴミ箱が設置されていますが、便器まで捨ててありました。ベッドのマットや布団まで捨ててあるときもあります。
ゴミ箱は多いのに、灰皿はほとんどありません。タバコはどうするかというと、ポイ捨てです!それが普通です。携帯灰皿の存在さえ知らないと思うほど、ポイ捨てが普通で、文化です。フランスではバーであろうがどこの室内でも喫煙は禁止で、外であればどこで吸ってもOKです。

よって、店の前はタバコの吸い殻でいっぱいですし、店員も自分の店の外に投げ捨てます。歩きタバコ、歩きながらの食事、これらも普通です。女性がタバコを吸う割合も日本より断然高いし、喫煙者自体の割合も高いと思います。

しかも犬の糞も放置・・・足下に注意しながら歩くのは基本です。これだけ綺麗な街並みなのに、なぜそれが普通なのか・・・不思議です。その代わり、街を掃除する清掃員がたくさんいます。小型の車型掃除機で道路や歩道を走り、ジェット噴射の水を撒いて綺麗にしています。
タバコを捨てなくなると、その人達の仕事がなくなるからあえて捨てるという人も多いそうです・・・。不思議の連続です・・・。

そもそも昔ハイヒールが発明されたのも、普通に街に捨てられていた排泄物をなるべく踏まないようにするためと、スカートの裾が汚れないようにするためです。美に対する意識が高そうに見えて、はぁ??と思う所も多いフランスなのでした・・・・。

2010年11月21日日曜日

アートイベント

モンマルトル界隈でアトリエ開放のアートイベントが開催されました。作家のアトリエが開放され、そこに作品が展示、販売されるというものです。5月には別の界隈で開催されました。作家の名前と作品の種類が掲載され、それが地図上に表記されています。その地図を頼りに、見学して回りました。
まるで、宝探しのようです。
途中、工事現場?にも作品が展示ありました。
針金を使って制作する作家のアトリエです。室内は撮影できない所が多かったので、室内や作品の写真はあまりありませんが・・・。
木彫作家です。石彫の作品も何点かありました。
モンマルトル界隈にはいくつかの風車があります。
これはレストラン?!
世界一有名なキャバレー、ムーランルージュです。ムーランが風車という意味ですので、そのままの赤い風車の意。
美術館とは違う環境で作品が見られるし、制作現場に展示しているという事もあり、とても面白いです。アトリエと住居が同じ作家は自宅のキッチンやベッドルームにまで作品が展示してありました。多種多様の表現に挑戦している人も多く、とても刺激になりました。

2010年11月18日木曜日

第10回大分アジア彫刻展

大分県豊後大野市の朝倉文夫記念館で開催中の、大分アジア彫刻展に両親が行ったようで、画像を送ってくれました。自然を利用した建築とは聞きましたが、どうなっているのかは分かりません・・・。
図録の画像です。
なんと「順化」という題名の隣に、入賞候補と書いてあります!入選に変わりはないのですが、あと一歩?二歩?で入賞・・・悔しい・・・でもこれは乗り越えなければならない大きな壁です。
2年に1度のビエンナーレですので、また2年後・・・この壁を越えられるように頑張ります。でもあくまで自然体に!
21日(日)までの開催です。

2010年11月17日水曜日

版画

モンサンミッシェルの版画を制作しています。彫る前の写真ですが、黒い部分を残し、他は彫っていきました。
僕にとってモンサンミッシェルは、何かダークで神秘的なイメージです。背景は何も彫らずにやってみようと、デカルコマニーという技法でいろいろ試してみました。吸水性の低いもの(今回は板)に絵の具や墨汁を垂らし、紙に吸い取っていきました。偶然にできる形態や色調を生かそうとは思うのですが・・・。 

試し刷りです(背景色は関係ありません)。線の幅が単調なので、もう少し彫り直します。そして彫ったものを上の写真の紙に一枚一枚刷っていきます。何十枚も刷って、数枚いい感じに仕上がればいいのですが・・さて、どうなるやら・・?!完成後はまたUPします。

2010年11月14日日曜日

コンテンポラリーダンス

エッフェル塔近くにある日本文化会館で開催された、梅田宏明という方のコンテンポラリーダンスを見に行ってきました。

一般的なダンスとは全然違うし、言葉では説明しにくいですが、まぁダンス・パフォーマンスです。
照明・音楽などを駆使しながら、ステージ上で独自の世界観を表現していきます。こんな世界・表現もあったのかと圧倒され、異次元に吸い込まれるような感覚でした。とても素晴らしいものでした。
話は変わって・・・先日、知人に誘われて、たこ焼きパーティーに行ってきました。熱すぎるのが辛そうでしたが、フランス人にも大好評のようでした。日本人は関西出身の人も何人かいたのですが、たこ焼きの作り方はやっぱりうまいです!

その帰りのメトロの中です。パリではよくメトロの中でも音楽を披露する人が多いのですが、この日はなんと音楽に合わせた人形劇が突如始まりました。メトロの中でここまでするか・・・と驚きますが、とても楽しいものでした。(左の「私は日本に住んでいる」という青いポスターが気になりますが・・・何のポスターかは不明です。)

2010年11月11日木曜日

街角

最近のパリは・・・毎日毎日、雨です。テンション下がります。
来週の始めまでは雨だとか・・・。

話題は変わって・・駐車場の少ないパリでは縦列駐車が普通ですが、こんな停め方も普通です。日本では考えられないことに、前後の車にジワァ~と押し当てて隙間をつくりつつ出ていきます。なるべくぶつからないようにはしているようですが、この隙間では無理です。

多少であれば当て逃げにならない感じです。よくコツッ、コツッと当たっている場面に遭遇しますが、そのとき運転手は、一応は申し訳なさそうな感じでした・・・。これも文化なので、バンパー周りは傷が付きにくい丈夫なものが多いそうです。高級車にはしないらしいですが・・・。

2010年11月8日月曜日

ケ・ブランリー美術館

エッフェル塔近くのケ・ブランリー美術館に行きました。2006年にオープンした新しい美術館で、正面は木々に囲まれ、建築自体おもしろいものでした。この美術館はアジアやアフリカ、アメリカ、オセアニアなどの原始美術が展示されています。
作品収蔵庫を囲むように展示室があるため、保管作品も見ることができます。左のカーブしたガラス張りの中が収蔵庫です。
館内。
コレクションは30万点以上あるそうで、常時3500点程を展示しているようです。原始美術とは本来は宗教、儀式、装飾などの意味合いがあるのでしょうが、これまでピカソをはじめ多くの芸術家が影響を受けてきました。これまでの美術館とは違った、とても新鮮な感じでした。

2010年11月7日日曜日

SALON DU CHOCOLAT

11月1日まで開催されていたサロン・ド・ショコラ。チョコレート界のパリコレみたいなものらしいです。
会場内。
木のスプーンが突き刺さったチョコを、暖かい牛乳に溶かしながら飲んでいきます。これは美味しかったです。
チョコを使った服。
チョコのオブジェ。
チョコの花々。
試食もたくさんできるのですが、そんなにチョコ好きというわけでもないし、チョコばかりそんなに食べられません。チョコレートを使ったワインも試飲しましたが、養命酒の味でした・・・。