2010年7月8日木曜日

離宮・王妃の村里

ヴェルサイユ宮殿の庭園内にある、ルイ14世とその家族の別荘となっていたトリアノン宮殿。ルイ14世が愛人と過ごすために建てさせた離宮とも言われていますが・・。

現在は修復を重ね、フランス大統領や外国の国家元首の公式訪問の際の滞在場所としても利用されているようです。
イタリア建築様式を採用しており、ローズ色の大理石でできた美しい列柱回廊はルイ14世の発案だったそうです。イタリア産大理石を多く使用しています。
ヴェルサイユ宮殿を見たあとだったので、少し地味に感じました。
でも、十分豪華です・・・。ルイ14世時代の調度品はフランス革命で全て失われたそうですが、革命後のナポレオン1世が使っていた調度品が当時のままのようです。
マリー・アントワネットは子ども達と一緒に田舎での生活を味わうために、自分自身の村がほしい発案、そこで建てさせたのが「王妃の村里」と言われるこの村です。これもヴェルサイユ宮殿の庭園内です。

マリー・アントワネットは派手好きなイメージがありますが、意外に田園趣味もあったようです。宮廷の堅苦しいしきたりが嫌いだったマリー・アントワネットは、心の安らぐ隠れ家としても利用したそうです。
建物は復元だと思いますが、まるで宮崎駿の世界。当時と同じように畑があり、ヒツジやヤギ、ウサギやニワトリも飼育してありました。
ただ、この村里・・・高い税金で苦しむ庶民の中傷の的となり、革命を引き起こす原因のひとつになったと言われています。

0 件のコメント:

コメントを投稿