2010年10月17日日曜日

レオナール・フジタ

藤田嗣治(つぐはる)【洗礼名:レオナール・フジタ(1886~1968)】。
フランスで最も有名な日本人画家です。20世紀初頭の芸術運動であるエコール・ド・パリの中心的人物で、東洋と西洋が融合された作品は賞賛され、絶大な人気だったようです。
パリからバスで1時間程のメゾン・アトリエ・フジタに行ってきました。ここは藤田が最後に暮らした家で、田舎のひっそりとした村にあります。経済的にも大成功を収めた画家ですので、ちょっと意外でした。
裏からの写真です。藤田はモディリアーニやルソー、ピカソとも交友があったようです。
内部もそのまま保管してありました。入口に撮影禁止とあったのですが、たくさんの人がパシャパシャと写真を撮っても、管理人は何も言わなかったので、別に問題なかったのでしょう・・・。
ぼやけてしまいましたが、屋根裏のアトリエです。ガラスケースなどに入れず、そのままの状態で見ることができました。日本語で説明してくれる音声機器もありました。
暖炉の壁に描かれた宗教画です。藤田の作品の特徴は、「乳白色の肌」。日本画の技法を西洋画にも取り入れていたそうですが、この乳白色の作り方は極秘で、藤田しか知ることはありませんでしたが、近年の修復・研究で配合が分かってきたそうです。
窓からの景色。
隣にある資料館。

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