2011年8月20日土曜日

山ごもり

宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町桑野内地区。
宮崎市在住の彫刻家 奥村羊一さんは、夏になると40日程ここで制作しています。もう15年になるそうです。ということで、今年は僕も便乗してここで宿泊して短期集中型で制作してきました。
見晴らしは写真の通り。本来は遠くに根子岳、阿蘇山も見え、標高も高いためとても涼しいです。
制作する場所によってこんなにも気分的に晴れやかで、効率がいいとは思ってもいませんでした。しかし、見学に来る方も多いため、作業を中断することも多々ありました。
テントを半々で使わせてもらっての制作です。宿泊は隣の公民館?的なところです。キッチンもシャワーもあって、生活には問題なし!
石を磨く奥村さん。
制作場所のすぐ上の古戸野神社。
五ヶ瀬町指定の天然記念物の杉。
かなり巨大で圧倒されます。
同じくかやの木。これは碁盤会社が1億で売ってくれと言ってきたほどの木。でも決して売らなかった地元住民の感覚、意識の高さには脱帽です!本当に守らなければならないものは、決してお金でどうこうなるものではないのです。ここの神社の樹々には精霊が宿っているようでした。よく鎮守の杜と言いますが、僕はこの雰囲気が大好きです。
この大きな杉の木の右隣には、以前は同じく大きな杉が立っていたそうです。無くなった今でも、そこに何かがあったであろう雰囲気を醸し出していました。形は無くなっても、存在感・生きた証はそこに残っているのです。

2 件のコメント:

  1. すごいね。今将太にすごいエネルギーが流れているのを感じます!作品が楽しみ!

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  2. 帰国報告展の前に宮崎の公募展があるのですが、搬入日を1週間勘違いしていたことに今日気づき・・・これから大変そうです・・・。

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