2011年8月10日水曜日

制作中

厚さ50㎜の楠の一枚板でレリーフを制作中です。
主役はここ数年マイブームの丸鋸!
これでひたすら数百の切り目をいれていきます。
この作業、意外に辛いし、神経使う。腱鞘炎になりそうでした・・・。
全て切り目を入れた状態。
これだけでも結構きれいでおもしろいなとも思ったのですが・・・
この作品はここからが重要!
切り目を入れた部分を叩いたり、鑿で落としていきます。
するとこんな状態に!これで9割は完成です!
レリーフなのに寝かせた状態ですが、上空から見た山々にも見えるし、骨にも見える。
イメージとしては浸食とか朽ちていく感じ。ものが朽ちていく途中の状況や状態・色に惹かれます。(だからと言って生ゴミとか生ものじゃないです)

廃墟だったり屋外に永く放置された木、鉄など、時間と自然環境が作りだしていく状態に美しさと儚さを感じます。儚いものが美しいのかもしれません。もしくは美しく見えるのかしれません。

でも人の夢と書いて、儚い。人の夢は儚いとは思いませんが・・・。
しかし、「目標・願望・希望」の意味で「夢」というのは本来間違った使い方とのこと。努力すれば実現可能なものが「目標・願望・希望」であって、目覚めれば消えてしまうものが夢。だから儚い・・・。

2 件のコメント:

  1. デッサンはしないんですか?

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  2. デッサンは裸婦だったり静物だったりとありますが、この場合アイデアスケッチとかそういったことでした?!作る前にイメージをスケッチとして描くことは描きます。作る途中で若干変更することもありますが・・・。

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