2010年12月6日月曜日

ポンピドゥー

夜のポンピドゥー。午後9時まで開館しています。先日久しぶりに行ったのですが、常設作品はほとんど替わっていませんでした・・・。
デュシャンの「泉」。1917年作。男性用便器を逆さまにしたものです。
「レディ・メイド」と言って、既成の実用品を本来の用途・目的から切り離して、新たな意味や題名を付けて作品としたものです。この作品は史上初のレディ・メイド作品として有名です。まず、「なぜ、これがアートなの?」と疑問をもつと思います。かつてニューヨーク近代美術館の美術館教育プログラムの専門家だった、アメリア・アレナスの言葉にはこうあります。

「芸術的なものからもっともかけ離れた便器を鑑賞するときに起こる様々な疑問や反応を確認し、その理由や答えを見つけ出そうとすることで、私たちのなかに芸術的知覚力が徐々に生じてくるのである。

公衆便所はまるで展示室の内部のように、個性も無駄も一切なく、無機質でしかも機能的だ。このような場所で用を足す男たちの行為は、美術館で作品を鑑賞することととても似ている。すなわち公共の場で行う個人的な体験、他人のかたわらで、壁に掛けられた作品をじっと見つめるごとく、壁に備えつけられた便器の前に立って(たいていはそれを見ながら)行う行為。この作品には、これだけでもかなり巧妙なアイデアが込められている事が分かる。」

ん~なるほど!といった感じです。疑問をもって作品を鑑賞することは大事なことだと思います!



2010年12月1日水曜日

グラン・パレ

パリの美術学校など、5団体による展覧会がありました。会場のグラン・パレは1900年のパリ万国博覧会のメイン会場として建てられたものです。1966年に企画展専門の美術館、グラン・パレ国立ギャラリーとして開館しています。プロ、アマチュアなどかなりの数の作品が展示してありました。

2010年11月27日土曜日

シャンゼリゼ

今、シャンゼリゼ通りはたくさんの電飾が施され、とてもきれいです!
奥が凱旋門です。
昨日パリは雪が降りました!
今日の最高気温は1℃。来週も雪の予報が多いようです。

2010年11月25日木曜日

村上隆展 in ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿で開催中の村上隆展に行ってきました。村上隆は、マンガ文化の表現方法を芸術作品として発表している、世界でビジネス的にも最も成功しているアーティストの1人です。ルイ・ヴィトンとコラボしていたというとピンとくる人も多いのでは?!

正直、作品にはあまり興味はなかったのですが、ヴェルサイユ宮殿で開催されるにあたり、フランスでも反対の署名活動が行われるほど賛否両論を巻き起こした展覧会でしたので、一応この目で見るべきだと思い、行ってきました。
インタビューで「歴史の衝突」、「異文化の衝突」とあったようですが、逆にヴェルサイユ宮殿を意識し、調和を狙っているかのような作品も多くありました。いい意味でも悪い意味でも、現代の妖怪が歴史的に意味のある宮殿を侵略していってる感じです。代表作のひとつでもある、ポルノ的描写の作品はさすがにありませんでしたが。宮殿を見に来た海外からの観光客にも不評のようです。見向きもしない人もいれば、なるべく写真に収まらないようにアングルに苦労している人もいました。まぁ、日本人としてここに自分の作品を展示できるってことは、とても凄いことであり、挑戦的であるとは思いますが・・・。

様々な議論が巻き起こったこの展覧会ですので、僕なりにいろいろ考えてみましたが、ここで開催する意図と効果がいまいち分かりませんでした。単刀直入に言うと、合わない。到底、調和しているとは思えないしギャップを承知の上で、あえて中世と現代が調和しないことが狙いなのか。衝突することなんて分かりきったことではなかったのか。違和感を与えるのが狙いなのか。不調和と違和感を楽しむものなのか。ただ単に異空間に仕立てるのが狙いなのか。あえて不調和な空間にする意図は何なのか。結果的にこう考えさせ、議論を巻き起こしたことが成功なのか。そうであれば僕は完全にこの異空間に引き込まれた事になりますが・・・。まぁ万人にウケる作品はこの世にはないとは思いますし、アートに対して賛否両論ある事は自然なことです。

ん~僕自身の感想としては、反対派。村上作品とヴェルサイユ宮殿との絡みは、あまりにも難し過ぎたのではないかと思いました。美術館などの箱ではない違う空間に作品を設置するというのは、この展覧会に限らず賛否両論あるのは当たり前だと思います。つくづく思ったのは「百聞は一見に如かず」ですね。見てみないと感じる事も自分自身で批評することもできないので、とりあえず行ってみて良かったと思います。アートって、「やってみないと分からない」、「見てみないと分からない」ことが多い世界なのかもしれません。だから多くのアーティストが表現の虜になっているのでしょう・・・。

2010年11月24日水曜日

制作

しばらく放置していた作品にようやく手を付けました。最初とは予定変更です。
中途半端な状態のものがいくつかあります。1つ完成させてから次、というやり方ではなく、いくつかの版画や彫刻をちょっとずつ同時進行させています。飽きがなくてこのやり方もいいかもしれません・・・。
程よいサイズの無垢板もなかなかないので、接着中です。

話は変わって・・・、パリの街にはたくさんのゴミ箱が設置されていますが、便器まで捨ててありました。ベッドのマットや布団まで捨ててあるときもあります。
ゴミ箱は多いのに、灰皿はほとんどありません。タバコはどうするかというと、ポイ捨てです!それが普通です。携帯灰皿の存在さえ知らないと思うほど、ポイ捨てが普通で、文化です。フランスではバーであろうがどこの室内でも喫煙は禁止で、外であればどこで吸ってもOKです。

よって、店の前はタバコの吸い殻でいっぱいですし、店員も自分の店の外に投げ捨てます。歩きタバコ、歩きながらの食事、これらも普通です。女性がタバコを吸う割合も日本より断然高いし、喫煙者自体の割合も高いと思います。

しかも犬の糞も放置・・・足下に注意しながら歩くのは基本です。これだけ綺麗な街並みなのに、なぜそれが普通なのか・・・不思議です。その代わり、街を掃除する清掃員がたくさんいます。小型の車型掃除機で道路や歩道を走り、ジェット噴射の水を撒いて綺麗にしています。
タバコを捨てなくなると、その人達の仕事がなくなるからあえて捨てるという人も多いそうです・・・。不思議の連続です・・・。

そもそも昔ハイヒールが発明されたのも、普通に街に捨てられていた排泄物をなるべく踏まないようにするためと、スカートの裾が汚れないようにするためです。美に対する意識が高そうに見えて、はぁ??と思う所も多いフランスなのでした・・・・。

2010年11月21日日曜日

アートイベント

モンマルトル界隈でアトリエ開放のアートイベントが開催されました。作家のアトリエが開放され、そこに作品が展示、販売されるというものです。5月には別の界隈で開催されました。作家の名前と作品の種類が掲載され、それが地図上に表記されています。その地図を頼りに、見学して回りました。
まるで、宝探しのようです。
途中、工事現場?にも作品が展示ありました。
針金を使って制作する作家のアトリエです。室内は撮影できない所が多かったので、室内や作品の写真はあまりありませんが・・・。
木彫作家です。石彫の作品も何点かありました。
モンマルトル界隈にはいくつかの風車があります。
これはレストラン?!
世界一有名なキャバレー、ムーランルージュです。ムーランが風車という意味ですので、そのままの赤い風車の意。
美術館とは違う環境で作品が見られるし、制作現場に展示しているという事もあり、とても面白いです。アトリエと住居が同じ作家は自宅のキッチンやベッドルームにまで作品が展示してありました。多種多様の表現に挑戦している人も多く、とても刺激になりました。

2010年11月18日木曜日

第10回大分アジア彫刻展

大分県豊後大野市の朝倉文夫記念館で開催中の、大分アジア彫刻展に両親が行ったようで、画像を送ってくれました。自然を利用した建築とは聞きましたが、どうなっているのかは分かりません・・・。
図録の画像です。
なんと「順化」という題名の隣に、入賞候補と書いてあります!入選に変わりはないのですが、あと一歩?二歩?で入賞・・・悔しい・・・でもこれは乗り越えなければならない大きな壁です。
2年に1度のビエンナーレですので、また2年後・・・この壁を越えられるように頑張ります。でもあくまで自然体に!
21日(日)までの開催です。